Departure

旅立ち Departure

葬儀を執り行う空間は伝統の様式に基づいた厳粛なものであるべきなのだろうか?

人は死者との最後の別れのため、そして新たな旅へ見送るために集う。当社ではこの空間に、新たな旅路へ向かう人のための特別な世界へ変えるための音と光のシステムを提供し、多様化した現代のニーズに対応する葬儀場を生み出したい

 

旅立ちのシステム 運用: 福井県 ソートフルホール

私たちは、決して華やかな照明、最先端のオーディオシステムを提案したいのではありません。

自己主張すぎる演出は調和とは対極にあり、当社の理念とかけ離れた世界観にありますが、このデパーチャーシステムは、既存のセレモニーホールにある設備を統合し、日常的に行われるセレモニーを照明と音楽で進行させるとともに、そこに新しい価値として変化する照明シーンを組み込んだシステムです。長らく使用されているカセットテープやMDプレイヤー、CDプレイヤーを新しいシステムに統合し、単一の画面から照明とともに再生し、使い慣れたマイクでナレーションを読み上げる。いつもと変わらない式の進行が、1つの画面の中で照明とともに会場を彩ります。

 

これまで、こうした場所に特別な装置を組み込むケースは、ほとんどなく、また音と照明は分離されて設置工事が行われる。これらを統合した提案をすることは、ほとんどなかっただろうと想像できます。私たちは音だけを重視するのではなく、またことさら照明演出を提案するのでもありません。照明はあまりに自然とは調和しない異質な存在でしかない。しかし、これらを大袈裟ではなく、ほんの少しのエッセンスとして加えることで、皆様をインスパイヤすることができないだろうか?

おそらく現在も過去に設置したオーディオラックがあり、多くの会場で古いシステムをつかっているでしょう。そのシステムを更新し、照明とともに統合したシステムとして運用できれば、今までの葬儀の世界観は大きく変わるでしょう。大規模な工事は不要です。既存のスピーカーケーブルを利用し、現在あるスピーカーを更新、通常のコンセントさえ設置すれば、照明はワイヤレスで動かされます。

葬儀会場には数多くの生の花が飾られます。これは元は自然の素材ですが、人の手が加わり美しい祭壇へと変わります。この自然素材を人の手でデザインした世界に照明というテクノロジーは、その存在を強調することなく、よりそうことで、お花の美しさを、より際立てるものと、私たちは信じています。こうした人が生きて旅たつまでの、さまざまな場面で、人を癒し、感動を与え、記憶に残る景色を、当社は当社にできる形で、提供を続けたいと思います。