V-Node

KineticシステムにおいてV-Nodeは映像やオーディオの物理出力を担う製品です。デザイナーでプログラムされる映像メディアやそのレイアウトデータなど、実際の出力を行う際に、デザイナーから一旦、すべてのコンテンツデータがV-Nodeへトランスファーされ、V-nodeではそれらデータを格納します。そしてデザイナーでタイムラインの再生が行われると、プログラミング内容に沿った映像やオーディオがV-Nodeから出力されます。

一台のデザイナーで無制限の数のV-Nodeを管理できます。V-Nodeは必要な出力に応じて何台でもプロジェクトに追加していくことができます。一台のV-nodeで提供可能な出力数は最大6ですが、プロジェクターの数、ディスプレイの数に合わせてV-nodeを追加することで、物理的な出力数を追加することができます。

それぞれのV-Nodeの出力が担う画面パートは、すべてデザイナーで管理され、複数ある画面の位置関係も、たとえ複数のV-Nodeが存在していても容易にデザイナーのプレビュー画面と通して認識することができ、調整も容易です。

V-Nodeはシンプルに映像やオーディオの出力物理的なビデオキャプチャーなどを担う存在であり、デザイナーのコンテンツを変えて、データ転送を行えば、簡単に異なるプロジェクトの内容に変更することもできます。

ハードウェアは用途に合わせて２種類のシャーシから選択が可能です。設備施工など常設向けにはスタンダードシャーシ、そして仮設のイベント用途には下の写真のような大型の堅牢なシャーシを選択することが可能です。

外部のカメラや映像を取り込むライブキャプチャーカードが必要な場合は、V-Nodeにライブキャプチャーカードをインストールします。キャプチャーカードはデルタキャスト社のカードがオプションで選択可能です

Deltacast カードオプション

V-nodeは物理出力の数に応じて選択可能な異なるタイプの製品が用意されています。これによりプロジェクトの内容や予算に合わせてコストを調整できます。製品の違いはGPUのグレードとストレージサイズ以外に違いはなく、機能的にもすべて同じ仕様で、シンプルに出力数、解像度（4Kマルチ出力が必要なケース）で製品を選択します。非圧縮コンテンツやファイルサイズの大きいHAP、NotchLCといったコーデックを仕様する場合、ストレージをより大きなストレージに変更することも可能です。

ストレージサイズの変更については都度、お見積りとさせていただきます。ご相談ください