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CRMX Outdoor 屋外用ワイヤレスDMX

屋外に直接設置が可能な頑丈な筐体に加え、IP67定格のワイヤレスDMX製品です。国内ではすでに10年以上の長い期間、数多くの現場で利用されてきた実績があります。動的な照明シーンだけでなく、DMXを使ったLEDのカラー変更や点灯、消灯制御のワイヤレス化、お城のライトアップ、テーマパーク内の照明、観覧車、ランドマークのライトアップなど数多くのケースでご利用いただいています。

送信機となるFXは送信モードのほか、中継モード、受信モードをもち、目的に合わせて柔軟にモードを変更することで、受信機としても送信機としても使えます。受信機であるRXは受信機専用であり、それ以外の機能はありませんが、コストパフォーマンスが高い製品になります。

この製品は現在、メーカー在庫が少なく、納品には非常に時間がかかります。

CRMX Outdoor FX

CRMX Outdoor RX

アーキテクチャーライティング向け 屋外用ワイヤレスDMX(送信・受信及び中継機 に切り替え可能)製品です。
1ユニバース(512ch)のDMXデータを電波を使用して約100m〜300mの距離へ送信する事が可能です。(環境により通信距離は大きく変わります

この製品は、送信受信の両方に使用できるほか、通信距離延長のためのリピーター機能を搭載し、電波が届かない位置にある受信機に対して、中間位置にに設置することで、電波を中継することが可能です。

技術適合認証を受けた製品のため、アンテナ交換等の改造は不可能ですが、通信環境の改善のためにアンテナだけを延長ケーブルを使い、延長することが可能です。これにより、装置の設置位置とは異なる位置にアンテナを設置し、通信レベルの改善が可能となります。

屋外用ワイヤレスDMX 受信機です。(受信専用)

ケースデザインは送信機と同じものが使用されています。

受信機には、送信機能がないため、中継機として使うことはできません。またRDM等のデータを送信機へ送ることも不可能です。

しかしながら、RX受信機は電波を受信するだけの装置のため、技術適合認証の規制の範囲にはなく、受信感度を補強するためにアンテナを交換するなどの工夫が可能です。受信レベルが良くない場合に、無指向性の標準アンテナの代わりに指向性アンテナに変更することで、他の電波の妨害を抑制し、受信感度を向上させることが可能です。

また装置の設置位置からアンテナだけを延長するなどして、受信環境の改善なども可能なため、送信機のFXよりも受信感度を改善するためのさまざまな工夫が可能となります。

 

仕様一覧

サポートプロトコル

・USITT DMX512, DMX512(1990) & DMX512-A

・RDM ANSI E1.20(FXのみ対応)

・Streaming ACN   (FXのみ対応)

・ArtNet I, II & 3.    ( FXのみ対応)

・Pathport.             (FXのみ対応)

・Strand ShowNet (FXのみ対応)

・ETCNet 2 & 3.    (FXのみ対応)

電源
・電源入力:85-264VAC / 47-70Hz / 10W
・Over voltage and ESD protected power input
・PoE. Power over Ethernet  (FXのみ対応)

サイズ
・Enclosure:IP67 vandal proof housing
・寸法(W x H x D): 201 x 244 x 78 mm
・重さ 2kg

ワイヤレス機能
・オペレーション周波数帯域: 2402-2480 MHz
・Output power levels:  100mW(20dBm), 50mW(17dBm), 10mW(10dBm)

接続
・DMX: ターミナルストリップ(Phoenix® MSTB 2,5)
・アンテナ: N female
・AC電源: 10 AWG ターミナルブロック(Phoenix®)

CRMX Outdoor FXは、照明コントローラーが出力するDMXをローカルポート(ユーロブロックグリーン)に接続してDMX512信号を入力します。またはイーサネットポートに、Artnet, sACNなどのイーサネットベースのDMX伝送プロトコルを入力することで、1ユニバース(512ch )のDMXデータを離れた位置にある受信機に電波で送信することができます。(受信機であるCRMX Outdoor RXにはイーサネットポートはありません)

 

 

送信機に対し、受信機は1対nの関係にあり、電波を受信できる範囲にある受信機はすべて1つの送信機からのデータを受信します。使用するチャンネルを増やす場合は、送信機を追加し、受信機との接続を新しい送信機につなぐことで、任意の受信機を別の送信機からのデータを受信するように設定できます。

 

 

 

 

CRMXの大きな特徴は、2.4GHzのISMバンドを使用するにも関わらず、他のワイヤレス装置からの影響を受けることなく、また逆に与えることなく安定した通信を実現する “Cognitive Coexistence “という独自のアルゴリズムを組み込んだ周波数ホッピングを使用することで、過酷な通信環境において、確実な通信を実現することにあります。また、電波を受信する装置はすべて均一なレイテンシー(5ms)でデータを出力するため、照明器具はほぼ同期した運転が可能になります。

 

 

エンクロージャー内には、ワイヤレスユニットがマウントされており、プラスチックのケースを開けると、右の写真のとおり、内部のターミナルブロックにアクセスができます。