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Expert Controls

照明制御を想像を超えるレベルまで簡単にするコントローラー

 

照明の明るさ、色、時間変化、シーンからシーンへの流れるような変化、緻密なスケジュールなど、照明制御の特にプログラムは、これまで決して簡単なものではありませんでした。たとえ固定シーンをいくつか作成して、単にそれらをボタンや時間で再生するだけでも、特殊なコントローラーの使い方を習得する必要があったり、制御プログラムのスキルを持つ専門家に依頼する必要がありました。Pharosのエキスパートは、そのシンプル且つ驚異的に簡単なプログラム及びコンセプトにより、照明制御の問題を解決するソリューションを提供します。

プロフェッショナルな照明器具や一般のスタンダードな照明器具まで、調光が可能な設備にエキスパートを加えることで、それら照明器具をユーザー、インテグレーター、インストーラーの誰もが簡単にプログラムすることができ、タッチパネルやスケジュールによる自動制御など、任意の方法で照明制御の自動化を1つのコントローラーで完結することができます。

 

 

高い信頼性を持つPharos製品のDNAを引き継ぐエキスパートは、24 時間年中無休の稼働と信頼性を実現するソリッドステート ハードウェアであり、コンパクトな DIN レール エンクロージャにより、制御ラック内への簡単な設置を実現し、DMXとDALIという2つの照明制御プロトコルを出力することで、多様な照明機器、異なるタイプのLED制御を1台で制御、管理することが可能です。

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2023年11月更新

使い方を見てみる

電源入力

 

Pharosコントローラーの電源は、PoE(Power over Ethernet )による方法とDC電源の直接供給の2つの方法があります。PoEを使う場合、制御盤内にPoE対応(Power over Ethernet ) のイーサネットスイッチを用意することで、イーサネットケーブルのみでエキスパートに通信と電源を供給することができます。またはDC電源からターミナルブロックによる接続で、9v~48v DCによる電源供給が可能です。

DINレールに対応した同デザインのPoEスイッチ、エキスパートスイッチも用意されています。(下記)エキスパートスイッチは4つのポートをもつシンプルなネットワークスイッチで、エキスパートコントローラーとともに設置することで、タッチパネル製品のエキスパートスイッチなどにも電源供給が可能です。これによる機器接続のワイヤリングをシンプルにすることが可能です

 

Expert Switch

エキスパートスイッチはエキスパートコントローラーと同じ大きさの筐体、DINレールに設置が可能な小型4ポート出力のPoE対応ネットワークスイッチです。DC 24vの電源で駆動し、4つのエキスパートデバイスに電源とイーサネット通信接続を提供します。(各ポートの最大出力は10w)

制御プロトコル

2つのスタンダード照明制御プロトコル

Pharosコントローラーは照明制御の制御信号としてDALIとDMXの2つのプロトコルをサポートしています。DALIは主に演出を伴わない通常の照明に、DMX制御の照明は演出を伴った照明に利用されます。

エキスパートコントローラーは、DMXの出力チャンネル数で2つのモデルがあり、512ch モデルと1024chモデルが選択できます。DALIプロトコルの出力はどちらのモデルも64chまでのバラストを制御可能です。そして製品下部に接点入力と出力がそれぞれ2ポートあり、センサー等の外部接点によるトリガーなどによる照明シーン再生などに、ご利用いただけます。

 

エキスパートソフトウェア

斬新なプログラムワークフローコンセプト

 

フリーで提供されるエキスパートの設定及びプログラミングツールソフトウェアは、驚くほど直感的なユーザーインターフェースを持ち、たとえこれら制御用ソフトウェアが初体験の方においても、適切な順序で設定作業を促すウイザード形式のプログラミングワークフローにより、短期間で驚くような照明シーンを生み出し、現場での運用まで作業を完遂することができます。

Pharosのソフトウェアダウンロードサイトからインストーラーをダウンロードし、MACまたはPCにインストールした後、コンピューターとエキスパートコントローラーをイーサネットで接続して、ソフトウェアを起動すると、ソフトウェアはエキスパートコントローラーを認識します。新たなプロジェクトをスタートし、エキスパートコントローラーをプロジェクトに追加すると、ソフトウェアから自由にエキスパートをコントロールすることができます。

シンプルなヘルプメッセージと指示がナビゲート

他のどのような照明コントローラーも照明器具のセットアップ、IDの割り当て、シーン作成、シーン再生のためのタイムスケジュール、操作インターフェースの作成など、どのパートにおいても熟練したスキルが必要でした。

エキスパートは、こうした問題をワークフロー全体を通して、ウイザードスタイルのヘルプメッセージや提案を表示し、操作すべき内容や方法をユーザーが自然と気づく様にデザインされており、どのパートにおいても、スクリプトの作成や熟練したプログラムスキルなどを不要とし、照明制御プログラムをおどろくほど簡単なものへと進化させました。

 

ハードウェア

エキスパートコントローラー

Expert Touch(タッチパネルステーション)

エキスパートスイッチ(PoEスイッチ)

エキスパートリピート

システムデザイン

 

エキスパートのシステムは、1台のエキスパートコントローラー(XPC1 またはXPC2 )にマニュアル制御のためのタッチスクリーン、エキスパートタッチ、そしてこの2つを繋ぎ、電源を供給するエキスパートスイッチで構成されます。エキスパートのシステムでは、1つのプロジェクトに1つのコントローラーしか存在できません。(拡張ができない)

この1つのコントローラーで複数のエリアをゾーン分けし、制御、管理を行います。コントローラーはDMXの出力数違いで、512ch出力と1024ch出力の2つのモデルが選択できます。また、1つのプロジェクトに参加できるタッチパネルステーションは、最大32台となります。

スイッチは一般的なPoE対応のネットワークスイッチが利用できますが、DINレールに設置可能なコントローラーと同デザインのエキスパートスイッチは非常に簡単に制御盤内に設置が可能です。そしてこのエキスパートスイッチにはDC電源が別途必要になります。

コントローラー本体はDC電源入力があるため、タッチパネルが不要で、コントローラーによる自動運転のみのシステムにする場合は、コントローラー本体のみ設置でも運用は可能です。