Embedded プラットホーム
Foundation 110はISAACシリーズ中、最も導入しやすい小型ファンレススモールフォームファクターのデバイスです。
過酷な環境のインストールにも耐える環境性能、DC電源による駆動、PoEでの給電でも動作可能なDINレールマウント型の特徴は、設置環境を問わず、どのような設備にもISAACの利便性を提供することのできるプラットホームと言えます。ハードウェアには産業機器の組み込み用に利用されるSoM(システムオンモジュール)を使用し、長期間の運用にも耐える設計となっており、リナックスOSの上でISAACワークスペースを運用します。起動後、F110へのアクセスは、すべてブラウザーを介して行います。

概要
- ウルトラコンパクトインダストリアルグレード
- モジュール化されたコンピューターハードウェア
- Linux OS上で運用されるISAACワークスペース
- 環境温度マイナス20度〜60度で稼動可能という高い耐環境性能
- ホスティング機能がない代わりにセットアップは簡単
- DINレールへの設置
- PoE給電での運用可能
Raspberry Pi Compute Module 4 | |
CPU | 4Core (ARM v8 64bit ) SoC ( System on Module ) |
RAM | 8 GB |
Storage | 512GB M.2 SSD |
Network | 1GB x 2 ( PoE PD ) |
Module 数 | 2( オプションアップデートで追加可能) |
User 数 | 5(オプションアップデートで追加可能) |
電源 | 12v – 24v DC入力 |
コンパクトでもパワフル
DINレールに設置するスタイルの小型筐体ですが、2つのモジュール(パートナー機器を制御するAPI)をもち、5ユーザーのアクセスが許容されます。ユーザー数とモジュールはオーダー時または後からアップグレードすることが可能です。仮想化技術などは搭載されてない代わりに、セットアップは容易で、シンプルに制御システム全体を統合パネルからモニタリングしたり、管理ユーザー自身がエンジニアに代わってスケジュールプログラムを行うなどの用途に便利な製品です。
デジタルサイネージ演出のスケジュール管理、照明演出のシーン再生スケジュール、オーディオの再生スケジュールなど小規模な設備でも、現場のユーザーが操作する上で非常に簡単でシンプルな操作性とまたシステムの健全性をモニタリングするツールとして活用できます。
クライアントレスリモートアクセス
マシーンを起動後、特別なソフトウェアなしにブラウザーでアクセスすることでISAACのワークスペースはドキュメント表示やインフラ管理のパネルなどユーザー個々にカスタマイズされた必要なパネルを表示します。ISAACに接続するのはネットワークケーブルのみです
インフラマネージメント
SNMPを使用してネットワークスイッチの状態監視、UPSの状態監視を行います。またシステムに接続された他のPCに対して、定期的なPingの送信により、個々のコンピューターが機能しているかどうかをチェックします。
スケジュール
カレンダーにドラッグ&ドロップするだけの簡単操作で、ユーザー自身がショー制御のプログラムを行うことができます。映像プレイヤーの再生、照明シーンの再生やオーディオサーバーのコンテンツ再生など、システムに接続される機器をトータルに制御するスケジュール管理を、エンドユーザー自身で一括して管理することができます。
限られた設置環境に
大型の映像機器やAVシステムでは、十分なスペースと専用の制御架が設置されますが、すべての設備がそうとは限りません。屋外の制御盤であったり、または屋内でも限られたスペースに制御装置を収めなければならない場合もあります。そうした環境において運用が可能となるのがF110であり、リナックス上で運用されるISAAC ワークスペースは安定動作が約束されるとともに、厳しい環境でも運用に適したハードウェアは、長期にわたり安定した動作を約束します。
WIFIルーターとともに設置することで、ユーザーはいつでも自分のPCからブラウザーだけでシステムに接続することができ、ショースケジュールの作成やインフラのモニタリング、映像、オーディオシステム、照明システムのモニタリングが行えます。