当社はビルディングマネージメント(BMS) や工場の機械設備のモニタリングなどに利用できるワイヤレスModbus製品、ワイヤレスBACnet製品をご提供しています。
これら製品は通信環境が厳しい場所においても、安定して通信を実現するLumenRadio社の独自周波数ホッピング技術を利用した製品であり、2.4GHzでありながら、他の電波製品の干渉を受けずに、常に変化する電波環境に自動で適応し、混雑する帯域を避け、空いている周波数へ自動的に切り替えていきます。さらにこの仕組みに加え、自己組成するワイヤレスメッシュ技術を組み合わせることで、万が一特定のノード間で通信が阻害されても、通信可能な別ノードの通信経路を見つけて自己修復を行うため、将来にわたり安心して通信を継続することが可能になります。
W-Modbus
W-BACnet
CoolAutomation Japanとのコラボレーション
HVAC市場とBMS市場において、先進的な空調の管理システムを提供するクールオートメーション社は、ビルディング全体の空調ハードウェアを1つのシステムで一元管理、BMSに統合し、建物全体のエナジー効率を最適化するソリューションを提供しています。
当社はCoolAutomationJapan合同会社さまのシステムがサポートするBACnetやModbusといったプロトコルを、ワイヤレス化することで、既存ビルディングの改修時における空調機器の接続を簡易化し、工事の簡略化と工事コストの圧縮を実現するソリューションを提供しています。
CoolAutomation社が提供するソリューションは、空調システムの制御、監視、管理をメーカー間の違いを超えて1つのコントローラーで実現し、上位にあるBMSとの統合を可能とします。
現代のインテリジェントビルディングに求められるエナジーのマネージメント、空調制御を自動化することで、空調をスマートに最適化運転することなどは、これまでメーカー間のシステムの違いがあり、困難でしたが、CoolAutomation社のCoolMasterでそれらメーカー間の壁を吸収し、さらにBACnetやKNXプロトコルによりビルマネのシステムに統合することが可能になり、ビルのインフラ全体を一元管理することが可能になります。
制御システムのワイヤレス化
大規模な商業施設、インテリジェントビル、スマートシティーにおいて、空間の情報を集め、解析し、適切に制御することは、効率化の意味だけでなく、安心安全の環境作りにつながります。
こうした情報集約に不可欠な要素が、センサーのためのワイヤレスインフラで、それがもし、メッシュネットワークで接続されるとしたらどうでしょう? 電波による通信環境が非常に厳しい場所においても、大規模に拡張可能なノード数で、そしてそれらは常に自動的に通信経路を形成し、安定してデータをエッジコンピューターやクラウドへ集約できるとしたら?
ワイヤレスBACnetとワイヤレスModbus製品は、ビルディングマネージメントや制御機器間通信のデファクトスタンダードプロトコルに特化した製品であり、クライアント&サーバーそれぞれに接続するだけで、すぐに稼働することができます。IP接続装置とは異なり、個々のプロトコルに特化した製品であり、IPインフラの技術者なしに、どのような環境でも接続してすぐに運転が可能です。
ワイヤレスメッシュ技術
メッシュネットワークを可能とするワイヤレス技術は、これまで実現が困難であった設備や場所においても、確実にデバイスの情報をリレーし、データ伝送を続けることが可能です。
大規模な工場における大型装置の故障予知およびトラブルシューティング、インテリジェントビルの空調制御やセキュリティーシステム、照明制御など、想定されるアプリケーションは主に通信環境が厳しく且つ、大規模に展開が必要なケースであり、非常にプロフェッショナルな現場で必要な技術です。これら高い要求に応えるワイヤレスシステムが、LumenRadio社のワイヤレスメッシュ製品です。