LPC-X Series 3
LPC-XはLPCの持つ能力をさらに拡張し、最大 出力100ユニバースを許容し、eDMX出力専用のイーサネットポートをマネージメントポートとは別に搭載、LPCで実現している大量のLEDをスクリーン化するピクセルマトリクスを強化します。
さらにHDMIの入力からライブビデオのキャプチャーも可能で、LPCでは実現できなかったタイムラインからのオーディオ出力や、VLCでは不可能な照明の固定シーン作成やムービングライト機器の制御とビデオによる照明制御ピクセルマッピングを1台のユニットで共存させた製品です。
ピクセルマトリクス
最大4ユニバース出力であるLPCでは効果の薄かったLEDスクリーン制御が100ユニバース出力を可能とするLPC-Xでは大きなな意味を持ちます。LPCの持つ固定シーンとプログラマブルなタイムライン上の動的な照明パターンと、VLCのような映像をつかったピクセルマトリクスの演出が1つのユニットで共存が可能となります。デザイナープロジェクトでは、最大40台のコントローラーが組み込み可能なため、LPC-X を複数使い、VLCのような映像スクリーンも実現できます。LPC-XはVLCのピクセルアレイとLPCが持つムービングライト制御機能や固定シーン作成の能力を1台で提供が可能です。
トリガー
他の製品同様に、LPC-XにおけるDesigner Trigger は、条件付きロジックと幅広いインターフェイスの許容、および多彩なプロトコルを使用が可能で、応答性の高いリアクティブ プログラミングで照明を制御できます。 LPC同様に各種の入力や出力のためのインターフェースはRIOが利用可能です。またトリガー時の条件制御など、 無制限の柔軟性を実現する強力な組み込みスクリプト言語 (Lua) とともに、条件付きロジックがサポートされています。
デザイナーエンジン
LPC同様、個別に制御可能で独立して実行可能なタイムラインとスタティックシーンを作成可能で、動的シーンと静的シーンを組み合わせた演出も可能です。照明器具はVLCと異なり、ムービングライトなど多彩な器具が選択可能で、LED器具などを複数まとめてピクセルマトリクスとして映像を使った演出も可能です。マニュアル照明制御のためのタッチパネルデザインから、リアルタイムの手動オーバーライド、柔軟なマルチ- ゾーン制御、優先順位付けなど。インテリジェントなデザイナー エンジンは完全な照明制御を提供し、完全にカスタマイズ可能な事前にプログラムされた照明シーンの制御システムを構築します
ハードウェア(入出力端子)
LPC-Xは2つのイーサネットポートを搭載し、eDMXを出力するポートとマネージメントポートを分離することができます。DVI入力はライブビデオのキャプチャーが可能(DVI入力モデルを選択してください)で、ストレージにある映像コンテンツと同様にピクセルマトリクスに利用が可能です。LPCと異なりオーディオ出力端子をもつため、タイムラインオーディオからのオーディオ出力が可能になります。接点などの外部入力は標準で搭載しないため、RIOをつかって追加します。
LPC-X シリーズバリエーション
LPC10 | 10ユニバースeDMX出力(5,120ch) |
LPC20 | 20ユニバースeDMX出力(10,240ch) |
LPC30 | 30ユニバースeDMX出力(15,360ch) |
LPC40 | 40ユニバースeDMX出力(20,480ch) |
LPC50 | 50ユニバースeDMX出力(25,600ch) |
LPC60 | 60ユニバースeDMX出力(30,720ch) |
LPC70 | 70ユニバースeDMX出力(35,840ch) |
LPC80 | 80ユニバースeDMX出力(40,960ch) |
LPC90 | 90ユニバースeDMX出力(46,080ch) |
LPC100 | 100ユニバースeDMX出力(51,200ch) |
上記のそれぞれのバージョンにHDMI入力可能モデルがあります