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Pharos 製品 機種選択

Pharosコントローラーには数多くのバリエーションがあり、どのコントローラーを選択すればよいのか迷うことがあります。

DMX CH 出力数による選択

 

コントローラーの選択において、まず検討するべきポイントは、使用するDMXチャンネルの最大数という視点があります。例えば、LPCコントローラーの最大出力数は1〜4ですが、LPC-Xになると、10~100系統のDMXを出力することができます。しかし、Expertは最大2系統という制限があります。

 

モデル 出力DMX数
Expert
1 DMX ~ 2 DMX +DALI
DINレール設置型、小規模案件用
LPC 1-4 1 DMX~4 DMX DINレール設置型、小型PC
LPC-X 10 DMX〜100 DMX ラックマウント設置型製品
TPC 1 DMX出力 タッチパネル搭載ウォールマウント型製品
VLC DMX 50 ~ 1500 ラックマウント型製品 ピクセルマッピング用製品
VLC+   DMX 50 ~3000 ラックマウント型、2Uサイズピクセルマッピング用製品

分散と集中 (設置環境)

機材選定において、DMXの出力数という絶対的なプロジェクトのスケールという視点がありますが、Pharosコントローラーは複数のデバイスをまとめて同期運転ができるという点で、製品の設置環境という視点から、あえてLPCを選択することもできます。

(Expertは1プロジェクトに1つのコントローラーのみ。追加はできません)

Pharos LPCは最大40台を1つのプロジェクトで同期運転を行うことができます。この点からDMX出力が一台につき最大4出力と計算して、160のDMXユニバース内であれば、装置の設置環境からLPCを複数台で運用するという選択肢がありえるのです。LPC -Xの場合、ファンのついたラックマウント装置のため、設置環境は制御架を置ける空調のついた制御室が前提となり、この点ではLPCの方が設置環境の点では柔軟性があります。

 

ピクセルアレイの制御

DMXchを大量に消費するプロジェクトの場合、その演出が一ヶ所に集中的に配置されたLEDのアレイ形状などの場合、例えばビルディングのファサードのような面をスクリーンとして、映像で光を表現するほうが合理的な選択になる場合は、LPC-XよりもVLCが最適な選択になります。

LPCやLPC-XもLEDを面に配置してピクセルマトリクスの作成ができるため、映像ソースを使った演出が可能ですが、ストレージの容量や、より映像演出に特化したVLCはピクセルマトリクスの制御に最適化されています。

VLCにはVLCとVLCプラスの2機種がありますが、制御するスクリーンが2面になるような大規模且つ高度な演出が必要な場合は、VLC+を選択し、スクリーン一面のみを制御する場合はVLCを選択します。

 

 

LPC ラインアップ

照明デザインを実現するための多様な制御スタイル

LPCファミリのコントローラは、個別に制御可能で且つ、デザイナーソフトで一元管理が可能です。たとえ複数のLPCを使う場合でも、プログラマーはそれを意識せずに一括して照明プログラムを行うことができます。設置環境を選ばず、分散して設置が可能という点で、LPCは大量のDMXチャンネルを必要とし、ピクセルマッピングが必要な場面でも、ピクセルマトリクスを作り、対応することができ、多彩な制御方法と統合機能の多様性により、動的で正確かつ完全にカスタマイズ可能な照明効果を構築できます。

LPC

  • DMX / eDMXの1/2/4ユニバース
  • RS232、MIDIおよび8接点入力
  • DINレール取り付け可能

「フィットアンドフォーゲット」一度設置したら忘れてもいい、アプリケーションに最適–

 コントローラーは一度コミッションされ、その後、任務を確実に行うことができます。

TPC

  • eDMXの1つのユニバース
  • カスタマイズ可能なタッチインターフェイス
  • 単一ケーブルの取り付け

コンパクトなパッケージで照明制御とスマートユーザーインターフェイスの組み合わせを必要とするプロジェクトに最適です。

TPC + EXT

  • DMX / eDMX、DALI、RS232の1ユニバース、8入力
  • カスタマイズ可能なタッチインターフェイス

TPCをEXT拡張機能と組み合わせて、多用途の商用電源式のタッチパネル制御ソリューションを作成します。

LPC X

  • eDMXの10-100のユニバース
  • オプションのDVI入力

比類のないプログラミング能力と柔軟性を必要とする大規模なインストールに最適です。

VLC ラインアップ

ライトをピクセルとして持つキャンバスでビデオを再生する

VLCコントローラは、巨大なLEDピクセルアレイ向けのコスト効率の高いソリューションです。 内部ストレージとライブHDビデオ入力から、さまざまな構成でスムーズなクロスフェードでビデオを再生します。 VLCファミリーは、強力なショーコントロールと統合機能を備え、究極のリアルタイムコントロールを実現します。

VLC

  • eDMXの50-1500のユニバース
  • スムーズな移行でビデオまたはDVI入力を表示

単一の大きなビデオ画面として使用される照明器具にビデオをマッピングするのに最適です。

VLC +

  • eDMXの50-3000ユニバース
  • 2つのビデオまたはDVI入力をスムーズなトランジション、回転、移動、マスキング、ラッピングなどで表示します

高度なファサードプロジェクト、観覧車、スタジアムなどのラップアラウンドアプリケーションに最適です。

コントローラーごとのDMX / eDMX出力のユニバース

1つのDesignerプロジェクトで最大40のコントローラーを組み合わせることが可能

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